香港馬の戦績を検証する

スプリンターズステークスに香港馬が出走してきた場合には、無視するわけにはいかない。

過去10年で同レース3勝を上げている実績は見過ごせないだろう。

とくに、GI香港スプリントに出走した日本馬が、過去10年で入着すらない状況が示すとおり、昨今の日本スプリント界の低迷にあってはなおさらだ。

香港馬が上げた3勝のうち、2勝は1番人気の馬が上げたものだ。

2005年のサイレントウィットネスと、2006年のテイクオーバーターゲットがそれにあたる。

サイレントウィットネスは、デビューから17連勝を上げた香港競馬史にも残る名馬であり、この1番人気を疑う余地はない。

テイクオーバーターゲットも、デビューから7連勝でGIを制しており、1番人気の資格が十分である。

これに対し、残り1勝を上げた2010年のウルトラファンタジーは10番人気で、同じレースに出ていた1番人気のグリーンバーディーは0.4秒差の7着に終わっている。

この両馬の結果の違いに、香港馬攻略のポイントが眠っていると考える。

ウルトラファンタジーはGI勝ちこそないが、前年のGI香港スプリントを勝ったセイクリッドキングダムに0.1秒差の2着したこともあり、人気ほど弱かったわけではない。

対して、グリーンバーディーは先に挙げた1番人気の馬たちと比べると、実績では圧倒的に劣っている。

また、直近のレースでウルトラファンタジーに負けている。

危険な人気馬だったと言わざるを得ない。

香港馬を取捨選択するには、香港における戦績をつぶさに検証することである。

強いと目される馬との対戦成績と、一緒にレースに出る馬との対戦成績だけはチェックを欠かさないようにしたい。

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